愛知県弁護士会所属 弁護士(62期)
名古屋大学法学部法律学科卒
名古屋大学法科大学院卒
愛知県弁護士会(主なもの)
法科大学院委員会 委員
法教育委員会 委員
若手会員育成支援委員会 委員
(公財)日弁連交通事故相談センター
愛知県支部 委員
法律は自然科学のように、我々人間の与り知らない真理が客観的にあるわけではありません。我々の社会をできるだけスムースに、衡平に、そして予見可能性の高い状態とするため、人工的に作り上げられた「道具」にすぎません。そのため法律は、必ずしも全てが解釈の余地のない完璧なものではなく、人によって判断が分かれる問題点が構造的に生じるものといえます。
弊事務所で受任させていただく案件の中でも、過半数の案件は依頼者の主張が100パーセント認められると言い切れるものではなく、何かしらの不利な点や不安な点となりうる事情(リスク)を抱えている事案です。
そのようなリスクを含んだ事案に取り組むなかで、依頼者の方に満足していただくためには、単に結論の正しさを追い求めるだけでは足りないと考えています。
もちろん、充実した法的知識を背景として、当該事案についてどのようなリスクがあるのか見極め、結論を的確に見極めることは大事です。しかしそれに加え、なぜこの事案でそのような法的リスクがあるのか、そのような法的リスクを踏まえ、今後この事案が選択次第でどのように進んで行くのかという点を依頼者の方と一緒に考え、様々な解決方法を提案したうえで、何が依頼者の方にとって「最善」なのかを依頼者に選択してもらえるような弁護士でありたいと思っています。