愛知県弁護士会所属 弁護士(73期)
立命館大学法学部卒
北海道大学法科大学院卒
私は、弁護士の仕事は「よく聞き、よく考え、最良の結論を示す」ことから始まると考えます。
弁護士は法律の専門家として、依頼者の方のために、法律問題の解決を目指して活動することが仕事です。弁護士は、専門家としての観点から、個別具体的な事案を分析し、どのような解決をするのが良いかを判断することになります。
最良の結論が何であるかは、依頼者の方の声に真摯に耳を傾けなければ、知ることができません。利益を多く得ることだけが、依頼者の方にとって最良の結論とはならないこともあり得ます。結果として、依頼者の方が利益を得られるだけでは、不十分なのです。
また、様々な知識や事案の検討などが不十分であれば、最良の結論を示すことはできません。充実した知識に基づいて詳細な検討を行うこと、つまり、よく考えることが、最良の結論を示すためには不可欠です。
そして、最良の結論というものは、必ずしも、依頼者の方が最初に想像していた結論と一致するとは限りません。依頼者の方に選択肢を提示し、最も納得していただける方針で事件の解決を目指すことが、重要であると考えます。そのため、弁護士として考える最良の結論を示すことが求められます。
弁護士の職責は、依頼者の声をよく聞き、充実した知識をもとに個別具体的な事案の検討などを行い、依頼者にとって最良の結論を示すことから始まり、誠心誠意の活動をしてこそ果たされるものです。
「よく聞き、よく考え、最良の結論を示す」を信条に、弁護士としての業務に努めさせていただきたいと考えております。