車両の損傷写真の撮り方

交通事故により車両が損傷した場合、損傷状況を確認するために、車両の写真を撮影していただくことがあります。
一般的に、写真を撮影する際に、気を付けていただきたい点は以下のとおりです。
(×印は交通事故による損傷箇所を示しています。)

 

①全方向(前後左右)から撮影します(A~D)。

損傷箇所だけでなく、損傷がないところも撮影しておくことが重要です。損傷がある箇所、ない箇所から、交通事故の状況を推定できる可能性があります。

(画像をクリックで拡大します)

②ナンバープレートを含めた全体写真を撮影してください(E)。

ナンバープレートを含めた写真によって、損傷した車両を特定する必要があります。ナンバープレートが含まれていない写真の場合、交通事故の相手方から車両が異なるという主張や車両を特定することができないという主張がされる可能性があります。

③損傷箇所を離れた場所から撮影してください(F~G)。

損傷の位置を確認するための写真です。

④損傷箇所に近づいて撮影した写真、損傷箇所にさらに近づいて撮影した写真を撮影してください。(H~I)

損傷箇所一か所について、撮影角度を変えたり、近寄ったりした写真も何枚かお撮りください。損傷箇所に近づいて撮影した写真等により、傷の流れや角度などがわかり、接触した事故当時の双方車両の方向や双方車両の事故発生時の状況(停止していたのか、動いていたのか、速度差の有無等)を検討するための資料となる可能性があります。

この他にも、交通事故の状況や双方の主張内容により必要な写真が変わりますので、詳しくは、弁護士にご確認ください。