新たな交通事故当時の速度の立証方法~スマホアプリの解析

1 スマホアプリの解析による交通事故当時の速度の立証

 

現代においては、多数の方が、スマホ等のデバイスを所持されています。そして、それらのデバイスに、ジョギングやランニング、サイクリングの速度や経路を記録することができるアプリケーションをインストールされている方も多数みえると思います。
それらのアプリケーションには、交通事故の当時の速度や距離、地点の記録が残されている可能性があります。そのため、アプリケーションの解析により、交通事故当時の速度の立証が可能となる可能性があります。
ただ、アプリケーションを解析し、詳細なデータは取り出すことは容易ではありません。 

2 サイクルメーター(有料版)(速度記録アプリ)のデータ解析

サイクリング、ランニング等の距離、速度記録アプリとして、有名なアプリケーションとして、Cyclemeter(サイクルメーター)があります。

 

【サイクルメーターホームページ】
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.abvio.meter.cycle&hl=ja

 

 

 

サイクルメーターでは、移動速度がグラフで表示され、地図上に移動経路が表示されます。また、平均速度や移動距離が表示されます。
仮に、交通事故の当時、サイクルメーターが稼働していれば、サイクルメーターに交通事故の当時の速度や詳細な位置、距離等が記録されていることになります。
ただ、上記の写真の通り、サイクルメーターのアプリケーション上では、大まかなグラフ等が表示されるのみであり、まさに交通事故が発生した時点の速度や詳細な位置、距離等がわかるわけではありません。

3 サイクルメーター(有料版)の解析による交通事故当時の速度の立証

そこで、弊事務所では、全国初、サイクルメーター(有料版)のデータ解析のための専用ソフトの開発を行い、交通事故の当時の速度や詳細な事故地点の割り出しに成功しました。

 

 


その結果、弊事務所にて対応させていただいた具体的事案においても、サイクルメーターのデータ解析により、交通事故当時の速度の立証に成功し、大幅な譲歩を引き出すことができました。

サイクルメーターをはじめ、各種速度記録アプリケーションを稼働させた状態のスマホを所持した状態で事故に遭われた方は、一度ご相談いただければと存じます。

 
*詳しくは...<速度の立証>