離婚

今、離婚を考えていらっしゃる方へ、お伝えしたいことがあります。

婚姻が両性の合意のみに基づいて行われるように、何らかの理由で離婚したいと考えたとき、夫婦双方が合意すれば、離婚は成立します。

しかし、どちらか一方が離婚を拒絶すれば離婚は成立しません。

また、「とにかく離婚したい」、「離婚さえできれば後のことは何とかなる」と、追い詰められた心境で離婚を急がれた結果、財産分与、親権、養育費のことなどで、後々、困ることがたくさんあります。

そこで、ここでは、離婚前に準備しておくべきこと、行っておくべき手続や注意点について、お伝えしたいと思います。

ここでお伝えしたことが、離婚で悩まれている方のお役に少しでも立てば幸いです。

<離婚前に準備しておくべきこと>

離婚自体は離婚届を提出すれば成立しますが、離婚に関連する手続等は本当に煩雑で、多岐に亘ります。

基本的に、婚姻中に夫婦で協力して築き上げた財産は、離婚の際にそれぞれの貢献度に応じて分配することとなります。

そのため、財産の分配(清算)をする必要がありますが、その際、相手方の協力がなければ進めることができない手続等が多いため、注意が必要です。

また、お子様がいらっしゃる場合には、お子様に関する書類の手続、養育費の関係など、離婚が成立してからでは協力、あるいは合意を得づらいことも多くあります。

そこで、実際に離婚届を提出(署名)する前に、準備しておくべきこと、すべきこと等を以下にまとめましたので、ご参考下さい。