セクレタリー

仕事に対する思い、依頼者の方へのメッセージ

親しみやすさを大切にしています

例えば「弁護士」や「法律事務所」という言葉を聞いて、どのようなイメージをお持ちになるでしょうか。 


 「自分には関係なさそう」「敷居が高そう」「相談をしても難しい言葉で説明をされて、結局よく分からないまま終わりそう」などと、堅苦しいイメージを思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。
 弁護士と関わる機会は、人生の中で何度もあることではありません。様々な苦しみや悲しみ、怒りといった感情を抱えながらご相談いただく方々のご不安はどれほど大きなものだろうかと思います。弊事務所では、依頼者のご不安や苦しみを少しでも和らげて差し上げたい、曇っていたり雨模様になっている心の中を晴れ渡ったあお空のようにして差し上げたい、という気持ちで日々、業務に取り組んでいます。

冒頭に挙げたような、堅苦しいイメージを払しょくしていただけるように、お電話で対応させていただく際には、依頼者の緊張や不安を少しでも減らすことができれば、という思いで対応させていただいております。

 

分かりやすさを大切にしています

また、直接お話しする場合でなくとも、書面を作成する際には、依頼者のお気持ちに寄り添いながら、現在の状況や今後の見通しなどを分かりやすく説明するように心がけております。
 例えば、当事者の方が交通事故でお怪我をされていらっしゃる場合、お怪我の治療が終了された時点で賠償案の作成に取り掛かります。賠償案を作成するためには、多くの資料を見ながら細かな作業や計算をしなければならず、また正確な金額を算出する必要があります。
まずは通院先から発行された診断書等の資料を全て種類別・時系列に整理します。その上で、事件の記録を読み直します。これは、賠償案の作成に必要な資料がもれなく準備できているのかを確認したり、またお怪我をされた当事者の方やご通院先へ既にお支払いをした金額をもらさず計上するためにとても大切な作業です。
 賠償案は、入通院の実績に基づいて算定しますので、記録の整理の次は入通院日や治療費の積算を行います。治療費を負担しているのはどなたか、また複数の病院に入通院している場合には重複日はないか、院外処方で薬局分の治療費が発生していないか、などを細かく確認します。交通費を算出するにあたっては、自家用車で通院された場合は自宅から病院までの距離を確認したり、公共交通機関で通院された場合は申告されたルートについても確認します。またタクシーを利用された場合には通院日とのつき合せはもちろんのこと、自宅から病院までの距離と照らし合わせ、相当な金額であるかを確認します。
このように、資料を全て整理し、裏付けを確認しながら、ひとつひとつ積み重ねるように賠償案を作成します。そのため、時間のかかる作業ではありますが、治療を終了された当事者の方にできる限り早く正確な賠償案をご案内できるように、様々な工夫をしながら取り組んでいます。

 

依頼者の方のお気持ちを大切にしています

また、裁判等になっている事件では、依頼者の陳述書を作成することも多くあります。「陳述書」とは、例えば交通事故の案件においては、詳細な事故状況や事実関係、またお怪我の具合や、仕事や日常生活での困難な状況について書面化し、裁判所に証拠として提出するためのものです。この陳述書の作成にあたっては、事前にお聞きした内容などを踏まえて、依頼者の立場になり、事情を最大限、裁判官に伝えたいという気持ちで関わります。

最適な解決のために

どの事件をとっても、他の事件と全く同じということはありません。それぞれの依頼者によってお悩みやご不安をお感じになることは様々であり、また希望される解決も異なります。それぞれの事件に沿って最適な解決ができるよう、また最短でたどり着くことができる方法をとっているか、常に考えながら業務にあたらせていただいております。
 弁護士をはじめ、事務所全体でご依頼いただいた事件に真摯に向き合うことで、解決の際には、ご相談いただく前にお持ちであった「弁護士」や「法律事務所」に対するイメージを覆すことができていればと思っております。