あなたが交通事故に遭い、あなたの車両にドライブレコーダーを付けているなら、事故後、事故状況の把握や、過失割合を検討するために、ドライブレコーダーのデータそのものがとても重要になります。
そのため、事故後の交渉のために、事故のドライブレコーダーの映像データを保存しておくことは、とても大切になります。理由は以下のとおりです。
事故後、気づいたときには事故時のドライブレコーダーのデータが上書きされていることが多いです。
交通事故に遭うことはめったになく、突然のことなので、多くの方が事故後、動揺してしまいます。そのような中で、事故後の対応を速やかにしないといけません。
その後、落ち着いたころに、「あっ、ドライブレコーダー！」と思って映像データを確認すると、すでに事故から時間が経過しており、事故時の映像データが上書きされていることがしばしばあります。
そうならないために、事故後のドライブレコーダーの映像データをなるべく早く保存しましょう。
事故後、警察へ提出したドライブレコーダーのデータは、警察から事故当事者へ開示されません。
事故当事者として、事故後、警察へ事故の通報をし、警察へ事故の状況を説明する中で、あなたのドライブレコーダーの映像データを警察へ提出することがあるかもしれません。しかし、警察へ提出したから安心して保存をしていないと、ドライブレコーダーが上書きされてしまい、事故の映像を確認できなくなってしまう可能性があります。その後、警察へ事故の映像データのコピーが欲しいとお願いしても、基本的には開示してもらえません。
そのため、警察へドライブレコーダーの映像データを提出したとしても、ご自身の手元にも映像データを保存しておくことが大切なのです。
以上のとおり、事故後の交渉のために、事故のドライブレコーダーの映像データを保存しておくことはとても大切です。あなたが交通事故に遭い、あなたの車両にドライブレコーダーが付いているなら、是非とも事故後、速やかに、ご自身のお手元に事故のドライブレコーダーの映像データを保存していただくことをお勧めします。
ホームへ