「離婚(別居)前に準備することリスト」で、ご家庭の財産の整理についてご案内させていただきました。
整理した財産について、詳細な裏付資料を収集することができればよいですが、時間がない、相手方が資料を持っている等、状況によっては財産に関する資料を収集することが難しい場合も多いと思います。
そこで、これだけはあった方がよいというものについて、ご案内させて頂きます。
全ての資料を完璧に揃えなければいけないと思うと大変ですが、最低限、以下のものがあれば立証資料になりえますので、ご参考下さい。
①預貯金口座
金融機関名・支店名、口座番号が書かれているページだけでもいいのでコピーを取っておいて下さい。
②学資保険を含む生命保険
保険会社名、証券番号だけでも控えておいて下さい。手書きでも大丈夫です。
③有価証券口座の明細
株式等の銘柄が分からなくても、最低限、証券会社(管理会社)名だけ分かればよいです。
④不動産登記簿
何(土地・建物)を保有しているかと、住所地が分かればよいです。
⑤その他、車や家財道具(貴金属)等の共有財産のリストアップ
車については、車検証の写しがあればよいですが、最低限、自動車登録番号(車のナンバー)が分かれば大丈夫です。
貴金属については、保証書があればベストですが、貴金属そのものの写真があればよいです。