酒気帯び運転による死亡事故の慰謝料を判断した判例

酒気帯び運転をしていた際、ブレーキとアクセルの踏み間違いにより、被害者を死亡させた交通事故において、被害者の慰謝料が2800万円と認定した判例

名古屋地方裁判所 平成23年(ワ)2701号

交通事故により死亡した被害者の両親からの損害賠償請求事件。
被告会社の被用者である被告運転者は、被告会社の業務中に、酒気帯びの状態で被告車両をガソリンスタンド内に給油のため進入した。その際、同車を誘導していた同スタンド経営者である被害者に被告車両を衝突させた結果、被害者が死亡した。
被害者は、同スタンドの経営を引き継ぎ、一家の支柱として仕事に従事していたこと、本件事故が被告運転者の酒気帯び運転、ブレーキとアクセルの踏み間違いという重大な過失によるものであることが考慮され、被害者の慰謝料を2800万円と認定された事例。

 

掲載:
ウエストロー・ジャパン