いわゆるリレーアタックについて判断した判例

車両盗難に基づく保険金請求について、リレーアタックにより車両が盗難された可能性について主張がされたものの、リレーアタックでは盗難することができないとの判断をした判例

名古屋地方裁判所平成27年(ワ)第3864号(請求棄却)⇒ 確定

 原告の所有する車両が、何者かに盗難されたとして、保険会社に対して車両保険金の請求がなされた事件。

原告は、本件車両について、いわゆるリレーアタックを用いた盗難をすることが可能であると主張した。

これに対し、当方にて、セキュリティシステムの内容等を検証して主張をした結果、真正な盗難ではない旨、裁判所が判断した。

さらに、他の事情を詳細に検討した結果、裁判所が、原告の請求を棄却した。

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ウエストロー・ジャパン